2011年9月12日月曜日

パッションフルーツ

南国でよく手に入るパッションフルーツですが、眠りにはよいようです。
もともと鎮静作用、気分を落ち着かせる作用があることが言われていましたが、科学的にも分かってきたようです。

パッションフルーツは日本語で果物時計草(クダモノトケイソウ) と書くそうです。
これはパッションフルーツが時計草科の実をつける植物だからの様です。花は確かに時計のようです。偶然でしょうがおもしろいです。


 パッションフルーツなどから抽出した物質に、体の機能を調整する「体内時計」の周期を遅らせる働きがあることが、産業技術総合研究所の大西芳秋主任研究員らの研究で分かった。
食物から抽出した物質とあって、安全性の高い時差ボケの治療薬の研究につながる成果として注目されている。英国の科学誌「バイオサイエンス・レポート」(電子版)に掲載された。
体内時計を遅らせる効果が見つかったのは、ハルミンという有機化合物。これが豊富に含まれるパッションフルーツやパッションフラワーには古くから鎮静、睡眠導入効果があると言われていた。
大西さんらは、マウスの細胞に蛍の発光遺伝子などを組み込み、体内時計によって約24時間周期で光り方が変わる細胞を作製。これにハルミンを加えて観察 したところ、体内時計をつかさどる遺伝子の効果が増強され、約30時間周期へと遅らせる効果が分かった。大西さんは「体内時計を制御するメカニズムはかな り解明されつつあり、ハルミンをさらに調べて時差ボケ予防に役立てたい」と話している(引用:読売新聞)。